表彰式は、大きな功績を残し、企業の成長に貢献した社員を賞賛する大切な式典です。そのため、もっと表彰式を盛り上げる方法はないのかと、考えを巡らせている人もいるのではないでしょうか。ここでは、社員達の心に残る表彰式の演出について紹介していきます。
スポットライトとBGMで演出を
表彰式は表彰される社員だけではなく、その姿を見ている他の社員達のモチベーションを上げる役割を持っています。よりモチベーションを上げるためには、栄誉感を引き立たせる演出を行うと良いでしょう。そこでおすすめなのが、スポットライトやBGMを使った演出です。
効果的にスポットライトやBGMを使えば、会場が驚きや感動に包まれるでしょう。表彰される社員が喜びを感じるのはもちろん、見ている社員も「来年は自分も同じように表彰されたい」と、新たな目標を持ってくれる可能性が高くなります。
効果的なスポットライトの使い方としては、表彰者の名前を呼ぶ前に一度会場の照明を落としておきます。そして、名前が呼ばれるとともに表彰者の席にスポットライトを当てるのです。このタイミングで明るく華やかなBGMを流せば、スポットライトとの相乗効果でさらに栄誉感を上げることができます。
席から壇上へ上がるまでが受賞をかみしめるかけがえのない時間
表彰者にとって、席から壇上へ上がるまでの時間は受賞の喜びを噛み締める貴重な時間です。表彰者が席を立った瞬間から、会場に集まった多くの人の視線が表彰者に集中します。大勢の社員から注目される機会は決して多くはないでしょうから、受賞したことを本人が改めて実感する瞬間でもあるといえるでしょう。
壇上に上がるまでの時間をより感動的にするためには、ムービングライトやレッドカーペットを使ってみるのもおすすめです。これらの演出をスポットライトやBGMと組み合わせることで、より表彰者にスポットを当てることができます。
テレビやコンサートなどでもよく使われるムービングライトは、色や模様が変わる光を動かすことで会場の雰囲気を盛り上げる効果があります。表彰者が壇上に上がるまでの時間、照明を落とした会場にムービングライトの演出を加えれば、スターダムを作り上げることができるのです。その他には、より表彰式らしい雰囲気を出すために、表彰台までの通路にレッドカーペットを敷いておくのも良いでしょう。表彰者はランウェイを歩いているような特別感を味わうことができます。
喜びを堪能できる最高の表彰式を
表彰者や、その姿を見つめる社員達の心に残るような表彰式にするためには、サプライズを盛り込んでみるのもおすすめです。表彰式の演出を考えている人のなかには、表彰状やトロフィーだけではなく、他にも記念になるものを渡したいと考えている人もいるでしょう。
表彰者の家族や同僚、上司などから祝福のメッセージやプレゼントを贈れば、表彰者はより喜びを堪能できます。また、自分の功績を家族や仕事の仲間に認めてもらい祝福を受けることで、モチベーションをさらに上げることもできるでしょう。
メッセージを紹介する方法としては、メッセージを贈る人や司会者が朗読するのはもちろん、映像を使うのもおすすめです。しっとりとしたBGMを組み合わせることで、より感動的な雰囲気をつくることができるでしょう。
今後に向けてのビジョンを掲げる
表彰式では、社員の功績をたたえるのはもちろん、今後どのような発展を遂げていきたいかというビジョンを掲げることも大切です。ビジョンの発表は表彰式の前半でも構いませんが、感動的な表彰が終わり、社員のモチベーションが上がったところで発表するのも良いでしょう。
まず業績報告や営業方針をプレゼンし、その後に企業全体の未来像を経営者が語るのが一般的な流れとなります。その際に、社員に対する感謝やねぎらいの気持ちも忘れずに表すようにしましょう。
ビジョンを掲げることで会社の目指す方向が明確になり、社員のさらなるモチベーションアップが期待できます。
