
コスモスイニシア様の略称である「CIポーズ」で撮影
写真左から
株式会社コムネット常務取締役 制作本部長 飯窪 圭司
株式会社コスモスイニシア 総務人事部門 総務部 総務課 広田 梓 様
株式会社コスモスイニシア 総務人事部門 総務部 総務課 チーフ 角田 喜之 様
株式会社コスモスイニシア 総務人事部門 総務部 総務課 鈴木 夏希 様
株式会社コムネット 第1制作部 竹田 旭宏
この記事では、株式会社コスモスイニシア様の「第57期全社キックオフミーティング」をコムネットがサポートした事例をご紹介します 。『ココロ動くアオ』というテーマのもと 、コムネットにご依頼いただいた経緯や、制作期間 、そしてイベント当日 のサポート内容について詳しく伺いました。
【お客様情報】
株式会社コスモスイニシア様
事業内容:不動産販売事業 不動産賃貸事業 不動産流通事業
URL:https://www.cigr.co.jp/
目次
- 1. コムネットにご依頼いただいた経緯
- 2. 制作期間のサポートについて
- 3. 当日のサポートについて
- 4. まとめ
コムネットにご依頼いただいた経緯

飯窪:時系列を思い出してみたんですが、昨年2024年の10月末にHPよりお問い合わせをいただき、11月の頭に1回オンラインでヒアリングさせていただいて、11月末頃にご提案。その後12月の中旬に「ご一緒しましょう」と正式にご依頼いただいた、という流れでしたよね。
角田様:イベント会社決定までに、打ち合わせは2〜3回ほどさせていただきました。例年よりも回数が多かった印象ですが、今回は特に「コミュニケーションの質」を重視していたので、事前のすり合わせを丁寧に行いたかったんです。これまでのキックオフでは、技術力のあるイベント会社さんでも、こちらの意図やデザインの趣旨がうまく伝わらなかったりして、結果的に細かい部分のすれ違いが出てしまうことが多くて。特に年末はお互いに忙しくて時間も取れない中、ギャップが生まれることが多かったので、今回はしっかりと話を重ねたいと思い3ヶ月ほどかけて面談を続けたんです。
飯窪:これまでイベント会社さんが毎年変わっていたとお聞きしましたが、そのあたりの経緯を伺えますか?
角田様:コロナが明けた頃からどちらのイベント会社さんにご依頼しようかと、毎年悩みながらいろいろな会社に依頼していました。
社員の年齢層が幅広くなり、若手にもアピールできるようなビジュアルや演出を求める傾向が強まっていた中で新しいイベント会社を探そうって言ったのが、3、4年前です。
ただ、なかなか簡単にはいかなくて。最初のご提案は良くても、いざ進めていくとコミュニケーションがうまくいかなかったり、タイトなスケジュールの中で統制が取れなくなったりして…。そういうことが続いて、どこかに決めたいなという思いで探し始めたというところです。
飯窪:その中で、私たちにもお声がけいただいて、ご提案の機会をいただきました。ご決定いただくにあたって、何か決め手のようなものはあったんでしょうか?
角田様:私は結構いろいろなイベント会社さんとやりとりしてきたので、それぞれの特徴みたいなものはある程度見えていたんですが、最終的には2〜3社に絞った上で、広田が割と決め手になるような・・・
広田様・鈴木様:「フィーリングが良い・・・!」(笑)
角田様:私の中で特に印象的だったのが、コミュニケーションの柔らかさです。 イベント会社の方によっては「職人肌」で「これはこういうもんですから」みたいな言い方をされることがあるんです。そうすると、こちらも「あ、そうなんですね」となるしかない。
専門的な知見でのアドバイスという点ではありがたいのですが、御社の場合、飯窪さんや竹田さん、他の皆さんも含めて、とても柔らかい感じでコミュニケーションをとることができたので、その辺りは面談の時にいいなっていう話をしていました。
広田様:私は今回キックオフ初担当でしたが、過去のイベント会社検討資料を見ると先方の担当者についてのコメントがかなり残っていて、「コミュニケーションが取りづらかった」といった内容が目につきました。あ、そこが大事なんだなって思い、当初から人を軸に選ぶ、という意識がありました。
加えて、御社はコスト意識がとても高くて、他社さんはおそらくどんどんコストが上がるだろうみたいな見積りだったのですが、御社は「どうにか予算内に収める」を前提にしたお見積りをいただけたので、その安心感がすごくありがたかったです。
角田様:最初からこちらが提示した予算ちょうどか、超えるご提案をされる会社が多く、後々予算オーバーになるだろうと予想していた中で、御社はそこを最初から一方的に言わずに一緒に悩むというか、予算内に収まるように考えながら提案をしてくださったところが頼もしいなと思いました。
広田様:飯窪さんが入ってくれるなら、ここに決めようみたいな・・・
鈴木様:来年もやっていただく感じで・・・
制作期間のサポートについて
飯窪:めちゃめちゃ嬉しいですね!実際、スタートして、12月と1月はずっとゴール設定とかテーマのところをセッションさせていただいていた…大変でしたよね。
広田様:今回、角田以外、全員初めて事務局に入ったんですよ。だからもうかなりリードしなきゃいけないっていう・・・
角田様:総務以外にも経営企画のメンバーなどが入り、未経験ゆえに割と新しい考え方でいろいろな意見をくれました。ただ、フレームワークに沿って進める中で、「そもそもこの枠組みって合っているの?」という疑問も途中で出てきたりして。最初に全員で決めて進めていれば良かったのかもしれませんが、事務局を後から巻き込んだこともあって、途中で方向性を見直す必要が出てきてしまった。
そんな時に飯窪さんに相談して、「この方向で合ってますか?」と何度も確認させてもらって。迷っていた私たちに対して、きちんと整理してアドバイスをいただけたことで、最終的に前に進めたと思っています。
飯窪:私自身はすごく楽しかったんですけど‥‥
角田様:壁打ちのように、御社とのミーティングの中で意見がポンポン出て、その中でやっぱりそういうものが醸成されるっていうのはすごいコミュニケーションとしていいなと思って。宿題として持ち帰って検討しますっていうふうになると、どうしても時間もかかりますし、せっかくのコミュニケーションもシナジーも生まれないので、その場で話せるからこそ生まれるものがたくさんあって、すごく良い時間でした。例年は途中でイベント会社さんに相談しても、そこまで突っ込んで、親身になってアドバイスいただけなかったこともあって。イベント会社さんにとってみたら追加のワークになると思うし。御社とのミーティングでは、一緒に親身になって深く入り込んでいただいたからこそ、今回ここまでのテーマを絞り出すところまでいけたのかなっていう…英語に逃げずに(笑)。例年、途中で英語に逃げるので(笑)。
飯窪:いや、ほんとうに良かったですよね。テーマのあの『ココロ動くアオ』が髙智社長のプレゼンの資料にも入っていましたね。
角田様:髙智にも非常に好評というか、「当社らしくていいね」というコメントをもらえて。考えてみると、何年かやっていますけど、テーマについて具体的に「いいね」っていうコメントをもらったことはなかったなっていう気がします。事務局メンバーの想いとか人柄が伝わってくるコメントだったと思うんですけど、非常にうれしいコメントだったなと思います。
飯窪:そうでしたか、私も嬉しいです。
ご一緒させていただいている中で印象的だったことがあって、お出しした映像について鈴木さんから「ちょっと違います」みたいなメッセージをいただいて、すぐに打ち合わせをしました。あれがすごく良かったです。
鈴木様:事務局のメンバーのリアクションもあって、でも時間もないし、やることも多いし、とにかくすぐ決めなければというので、率直にお話しさせていただいたんですけど…助かりました。本当に。
角田様:やっぱりちょっとカドが立ってしまうんじゃないかとか…結構進んでいる中でしたし、他のメンバーからも「方向性が全然違うんじゃないか」みたいなコメントがあって、改めて2人で考えた時にも、やっぱりちょっと違ってきているなっていうことで、鈴木からお伝えして…すぐに動いていただいたので、非常に助かったよね。
鈴木様:はい。
竹田:あのミーティングのおかげで映像が一気に進みました。
飯窪:私もああいうの大好きなので。全部放り込んでください、みたいな感じでした。
鈴木様:ギクシャクするっていうのが無い印象でした。どうしても嫌な話をすると顔合わせ時に気まずい…みたいなことがあると思うんですけど、それはなかったですね、なので、助かるし、言いやすいし、言ってもらいやすいなっていうのはありましたね。
飯窪:嬉しいです。ありがとうございます。
「ココロ動くアオ」というテーマが決まった時に、それにふさわしい空間を作りたいと思って、青い布のステージ装飾を提案しました。普段は下に垂らす布が多いですが、今回は斜めに設置したいと。 
角田様:その提案、非常に印象的でした。レインボーカラー案から「青」に絞ったことで、コンセプトが際立ったし、布の配置やパーティションなど、動線を考慮した工夫もありがたかったです。1日で使い終わっちゃうともったいない!くらいの感じがしました。
ほかにも楽しいアイディアをご提案いただいたのは印象に残っていますね。獅子舞とか、ドローンとか…プロセスとして楽しかったなと思います。
とにかく飯窪さんには都度良いご提案をいっぱいいただいたので、その熱意にもっと我々も応えていきたいなみたいなところもありました。
当日のサポートについて
飯窪:本番日も大変だったとは思うのですが、当日の印象や良かったことがあれば教えてください。
広田様:私は今回、全社イベントに初めて関わったので、現場で従業員の皆さんが本当に楽しんでいる様子を見られたのが嬉しかったです。「やってよかった」と心から思えました。
鈴木様:私は、コミュニケーションがすごく取りやすかったことが一番でした。現場でバタバタしたシーンもありましたが、すぐにカメラ位置を変えてくれたり、第三部では予定外だったペンライトを出してくれたり、柔軟な対応に助けられました。

竹田:当日は舞台袖にいたんですが、御社のスタッフの方々がとても親身になってサポートしてくださって、舞台の裏側でも安心して運営できました。
角田様:当日のオペレーションも問題なくスムーズにできたのは例年にないところでした。事前に準備しているつもりでも当日にどうしても抜け漏れがあって、過去には当日に人員が足りずイベント会社さんにお願いしたところ「人員は用意していません」と言われて、急遽社内で対応したこともあって…。今回もおそらく抜け漏れもあったと思うんですけど、現場での対応が柔軟で非常にありがたいなと思っています。ネットワークトラブルにも即座に対応していただいて、スライドを差し替えて進行するなど、大事故にならずに済んだのも御社のおかげです。
広田様:当日、私はほぼ仕事していなかった感覚です(笑)。従業員の顔を確認するくらいで、あとはご飯を食べてビールを飲んでました(笑)
角田様:懇親会まで楽しめるとかはあまりなかったので、ありがたいなと。
飯窪:「コミュニケーションが良かった」とこんなに言っていただけることって、なかなかないです。やはり、そこが大きな課題だったということですね。
角田様:弊社は「こうしたい」という思いはあるんですが、形にするのが苦手なところがあって…。だからこそ、壁打ち的に一緒に考えてくれるパートナーが必要なんです。御社はその場で一緒に話をしながら創っていけた。それが本当に助かりました。イベント会社さんによっては、全部メモして「では持ち帰って検討します」となってしまって、創造的なやりとりにならないこともあります。
飯窪:営業と制作が分かれていると、コミュニケーションの齟齬も出やすいですよね。
角田様:そうなんです。これまで、営業さんとのやりとりではうまくいっていても、制作の方が入ってきた途端に話が通っていなかった…というケースが多かった。でも今回はそういうことが一切なくて、皆さんが一体となって動いてくださっていたのがとてもありがたかったです。
飯窪:ありがとうございます。
角田様:今回、社長スピーチが非常に好評でした。長尺なので飽きずに見てもらえることが課題でしたが、今回は私自身も舞台袖で聞きながら「いい内容だな」と感じていましたし、社員の表情からも最後まで集中して見てもらえたと思います。アンケートの評価も高くて、手応えを感じました。
飯窪:実際にイベントをご一緒しないと、会社の空気感が分からないので、どうしても1回目で正解は出せないとは思いますが、本番すごく楽しかったんです、本当に。
VTRが終わって、司会の方が喋り始めるだけで、皆さんが「いぇーい!」って。この空気、すごく楽しかったです。
角田様:弊社の社員って、イベント前は「またか…めんどくさいな」みたいな雰囲気なんですけど、当日になるとガラッと変わってはじけちゃう(笑)。そういうところも含めて独特ですよね。結局は楽しみにしているんですよね、社員が。毎年、誰が司会か、どんなコンテンツがあるのかというところも楽しみにしているので。
広田様:「めんどくさい」とか言いつつ、会場では爆上がりしてる(笑)
角田様:実はアンケートで「ちょっと物足りない」という意見もあって、シニア層から「もっとやってほしかった」とか「全体的にまとまってたけど、もう少し派手さが欲しかった」みたいな声が上がっていて…。次回への宿題かなと思っています。
飯窪:課題ですね!来年もぜひご一緒できるよう、我々も頑張ります(笑)
角田様:ぜひ!今年が非常に良かったので、来年も同じメンバーでやっていただけたらありがたい。御社からして、弊社のキックオフの事務局の運営とか、やりにくいところ、やりやすいところ聞きたいです。
飯窪:最初はご担当の方が多くて、どなたに何をお聞きすればよいのか分からない部分もありましたが、進むにつれてわかりましたし、皆さんとても話しやすくて、コミュニケーションがとりやすかったです。
角田様:無邪気にお願いすることも多かったと思いますが、受け止めてくださって・・・
広田様:各担当と丁寧にやりとりしてくださって、本当にありがたかったです。誰か1人がまとめると、もしやるとしたら角田の役割になったと思いますが、期末だったので…
飯窪:パンクしちゃいますよね。
角田様:実際そういう形を求めるイベント会社さんもありますが、今回はチームで進められて助かりました。コスト面でもかなり抑えていただいて、しかも内容的には充実していて大満足でした。追加のご相談にも柔軟に対応していただいて、最終的には予算を使い切る形にはなりましたが、それも含めて非常にありがたかったです。
飯窪:ありがとうございます。次回も是非お願い致します!本日は本当にありがとうございました。
まとめ
新たな期のはじまり。社員の皆様の想いを一つにし、未来へと漕ぎ出すための大切な全社キックオフミーティング 。コスモスイニシア様が掲げたテーマは、『ココロ動くアオ』。その青く、みずみずしい情熱が躍動する「ココロ動く」瞬間を創り出すため、コムネットは制作期間から当日まで、持てる技術と情熱のすべてでサポートさせていただきました。会場が一体となったあの熱気と感動は、まさに圧巻の一言。このかけがえのない一日を共に創り上げられたことを、心から光栄に思います。







