年度末などに表彰式を実施し、その年に活躍した社員、優秀な結果を残した従業員を労わっている会社は少なくないでしょう。社員の功績を称え、本人のモチベーションアップにも繋がる表彰式ですが、せっかくなら参加者の心に残る、印象的なものにしたいですよね。「ぜひ来年は自分も壇上に」と思わせるためにも素敵な演出で表彰式を盛り上げてみましょう。
音楽で高揚感を高めて楽しさを演出
当日の段取り、表彰の仕方、賞状や賞品と表彰式を滞りなく進めるためにはさまざまな準備が必要ですが、BGMをしっかり考えることも式を盛り上げるためには重要なポイントです。
表彰式に限らず何かセレモニーに参加していて、場にそぐわない音楽が流れてきたり、妙なタイミングで効果音が入ったり、思わず「そりゃないよ！」とつっこみたくなるような音楽演出を経験されたことはないでしょうか。盛り上がるはずの場面でしんみりとした曲が流れてきてしまっては、いまいち気分が乗り切らないこともあるでしょう。
イベントを盛り上げるためには、BGMや効果音も大事な要素なのです。シーンごとに適切な音楽を考えてみましょう。
オープニング
イベントの始まりですから、「これから何が始まるのだろう？」と参加者をワクワクさせるような音楽で気分を高揚させましょう。また式が始まる前の会場はざわざわしていますので、すぐに「会が始まった」と認識させられるようなインパクトも必要です。表彰式に対し期待感を持たせ、参加者の耳目を集めることを意識した選曲が求められるでしょう。
表彰中
表彰中の主役は表彰を受ける社員です。社員に注目が集まるよう、BGMは控えめなものにしましょう。穏やかなクラシック音楽やインストゥルメンタルが好まれるかもしれません。
サプライズ
もし受賞者には内緒でサプライズプレゼントやサプライズ演出を用意しているのなら、そこでもまた音楽で一工夫をしましょう。サプライズに重要なのは「意外さ」や「衝撃」でしょうから、それまでの流れを一度切るような、インパクトのある曲を選べばサプライズ感がアップするのではないでしょうか。
エンディング
会の最後を締めくくる重要な場面です。表彰式の感動をより増幅させるような、印象的なBGMで人々の心をぐっと惹きつけましょう。
ここで挙げた演出方法は一例です。会社や人によって好みがあるでしょうし、またどんな表彰式にしたいかによっても選ぶべき曲は変わります。厳かな雰囲気の式にしたいのならクラシックなどが好まれるでしょうし、賑やかで明るい表彰式にしたいならポップな音楽が選ばれるでしょう。音楽を選ぶときには、表彰式の雰囲気や空気をどのようなものにしたいかを考えることが重要です。
アップテンポなBGMで誰もがリラックスできる空間を作る
休憩時間や歓談中、懇親会などでは場の空気を和ませるようなアップテンポな曲がおすすめです。J-POPや洋楽など、その年に流行になった曲や話題になった音楽を流すことで会話も弾むかもしれません。また、クラシックやジャズなどでも明るい爽快な曲はあります。どんな曲を選べばいいのかと悩む人は、動画投稿サイトなどで検索してみれば、良い楽曲が見つかるかもしれません。
また、映画やドラマのサウンドトラックにも名曲が潜んでいることがあります。あるいはCMやラジオなど、日常で音楽に触れる場面はたくさんあるでしょう。テレビなどでふと流れてきた音楽をチェックしておけば、BGM選びの良いヒントになるのではないでしょうか。
もしBGM選びに迷うことがあるなら、思い切ってプロに相談するのもひとつの手段です。すでにノウハウがありますから、希望を伝えればふさわしい音楽を提案してくれるはずです。楽曲を使用する際には著作権の問題が絡んでくることもあります。プロに任せておけば、著作権フリーの曲を使うなどの対応をしてもらえるでしょうから、安心して使うことができます。
表彰式を盛り上げるには音楽も大事な要素です。ぜひ、企画の段階からしっかり考えてみてください。
