社員総会の最後には、懇親会を企画する企業様も多いことでしょう。懇親会は、ケータリングやお弁当を用意したり、飲食店を予約したりて、飲み食いしながら社員同士の親睦を深めてもらうものですが、この懇親会もテーマをもって行うことで、よりコミュニケーションを活性化させることができます。
今回は、懇親会にテーマを決めて取り組むことで、社員総会の効果を倍増させるアイデアをご紹介します。
店舗に分かれて料理対決！グループ行動で団結力アップ
社員総会は、色々なエリアやユニットの社員が参加します。日常の業務ではなかなか顔を合わせることのない社員が会うことから、意見を交換したり、お互いの近況を確かめ合ったりするなどができる貴重な場でもあると言えます。
社員総会の懇親会では、食事を用意する企業も多いのではないでしょうか。ケータリングやお弁当を頼んで社員みんなで食べるのも良いでしょう。しかし、レクリエーション的な要素も取り入れれば、社員同士の絆も深まります。
そこで、懇親会では店舗やグループなどに分かれて料理対決をしてみてはいかがでしょうか。料理は簡単なもので構いません。本格的な料理を作りたいなら、調理室などがある施設を利用してみてもよいでしょう。レクリエーションとして料理を行うのであれば、テーマを決めておくことが大切です。いずれにせよ、料理対決は材料などの準備が必要ですから、懇親会の準備も計画的に進めていく必要があります。
料理対決では、料理を行う工程について、みんなで話し合いながら作業を進めていきます。そして、料理のさまざまな役割を、社員が分担して行います。こういったことにより、社員同士の団結力がアップしていくことが期待できます。料理が完成したら、作ったものを社員みんなで味わいましょう。
地域の味覚を食べ比べ！各地の違いを知ることで視野を広げる
社員総会という場では、さまざまなエリアからの社員が集まります。エリアごとに分かれて仕事をしていると、その地域の特色や習慣、面白さなどに気付かされます。こういったことは、普段の業務の中ではあまり知ることができません。自分が所属するエリア以外の社員と交流を持ち、さまざまなエリアのことについて知っておくということは非常に大切なことです。
「ご当地グルメ」が注目されるようになってから、各地の「食」には地域色が色濃く表れているということに、多くの人が改めて気付かされたのではないでしょうか。社員総会の前には、各エリアの社員に対して、「その地域のおすすめの食べ物を持って来ること」と伝達事項として伝えておきましょう。
そして、懇親会で「地域のおすすめの食べ物」についてエリアごとに発表すると良いでしょう。その後、食べ比べをして、地域の食を社員みんなで味わいましょう。地域ごとの違いを知るということは、業務における視野を広げるということにも繋がります。
高得点のチームには自社グッズプレゼント
「料理対決」や「食べ比べ」などといったことを懇親会で行うときには、高得点を獲得したチームにはプレゼントを用意しておくと盛り上がるでしょう。こういった懇親会の企画も、社員に「単なる作業」や「料理って面倒だな」などといった印象を与えてしまえば、マイナスに作用する可能性があります。
また、中だるみの原因となってしまう可能性もあります。企画やレクリエーションでは、社員みんなが前向きに、楽しく取り組める内容であるということが大切です。実際の作業に移る前に「高得点のチームには、豪華なプレゼントを用意しています」などと言って会場を盛り上げましょう。「豪華なプレゼント」というと、多くの社員が「何だろう？」と期待しながら作業に取りかかることができます。
または高得点のチームに渡すプレゼントを、自社グッズもしてみても良いかもしれません。特に、自社キャラクターやマスコットなどがある企業の場合には、自社グッズであれば準備も簡単です。特別に豪華な賞品がなくても、工夫したり、アイデアを出し合ったりすることによって、社員総会の懇親会はみんなが楽しめるものとなります。
ちょっとしたアイデアと工夫で懇親会を盛り上げよう！
ご紹介した「料理対決」は、比較的、大がかりな企画なので、事前準備や予算も必要になってきますが、「食べ比べ」や、これをもっと簡易化して「社長の出身地がある東北地方の郷土料理」「目標を達成したら社員旅行へ行くグアム料理」のようなテーマに沿ったメニューにしてみたり、料理には特に工夫しなくても席順を「生まれ月ごと」のようにテーマで分けたりしても目先が変わってコミュニケーションの活性化につながります。
せっかくの「懇親会」、ただの飲み会と変わりばえしないのではもったいない！ぜひ、テーマを決めて、より結束を深められる盛り上がる懇親会にしましょう。
