
前列左から
株式会社夏目製作所 営業部 提案営業グループ/祝賀会プロジェクトサブリーダー 平野 愛 様
株式会社夏目製作所 代表取締役 夏目 知佳子 様
株式会社夏目製作所 営業部 総合顧客サポートグループ/祝賀会プロジェクトリーダー 藤森 みのり 様
後列左から
株式会社夏目製作所 営業部 提案営業グループ/祝賀会プロジェクトメンバー 橋本 史哉 様
株式会社コムネット 第1制作部 切通 由季
株式会社コムネット 第1制作部 原田 杏
創業80周年という大きな節目に、社員とその大切な人に感謝を届ける祝賀会を開催された夏目製作所様。若手社員を中心としたプロジェクトチームが主体となり、企画から映像制作、当日の運営まで一丸となって取り組みました。今回は、祝賀会に込めた想いや準備の裏側、イベントを通じて得られた社員の成長、そして開催後の反響についてお話を伺いました。
【お客様情報】
株式会社夏目製作所
事業内容:基礎医学器械、薬学研究器械、実験動物飼育管理機器、理化学器械等の製作・販売
URL:https://www.nazme.co.jp/
目次
- 1. 「誰のために、何のために」を明確に。社員と大切な人へ感謝を届ける祝賀会
- 2. 若手社員を中心に、全社員で80周年をつくる
- 3. 「想いのある人に任せる」ことが社員の成長につながった
- 4. コムネットを選んだ理由は「やりたいこと」を深く聞いてくれたこと
- 5. イベントと映像を一体で制作できた安心感
- 6. 当日の写真を使ったエンディング映像に会場からどよめき
- 7. 社員アンケートでは9割以上が「楽しかった」「満足した」
- 8. 周年プロジェクトを通じて得た、チームでつくることの学び
- 9. これから周年イベントを迎える企業へ ~大切なのは「目的」と「誰に届けるか」
「誰のために、何のために」を明確に。社員と大切な人へ感謝を届ける祝賀会

切通:今回、創立80周年を迎えるにあたり、さまざまな施策を実施されました。その中でも祝賀会については、最初から明確なコンセプトを持たれていましたよね。まず、どのような目的で今回の祝賀会を企画されたのか教えてください。
夏目様:まずは先日の祝賀会を無事に成功させることができ、本当にありがとうございました。今回実現したかった目的は、ほぼすべて達成できたと感じています。
私にとって祝賀会は、目的を実現するための一つの「手段」です。80周年では祝賀会以外にも複数のプロジェクトを立ち上げ、お客様、代理店様、協力企業様、社員など、それぞれのステークホルダーに合わせた施策を行いました。
すべてを一つのイベントに盛り込むと、どうしても伝えたいことがぼやけてしまいます。そこで今回の祝賀会は、対象を「社員と、その大切な人」に絞りました。
75周年の際にも祝賀会を開催したのですが、その時は代表交代のタイミングでもあり、そのことを広くお伝えすることを目的としていたので、社員や家族だけでなく協力企業様などもお招きしました。その時の目的は達成しましたが、「社員に対してもっと伝えられることがあったのではないか」という学びが残りました。その経験から、80周年では祝賀会は社員にしっかり焦点を当てようと考えました。
また、今回は「家族を連れてきてください」ではなく、「大切な人を連れてきてください」と伝えました。血縁や婚姻関係に限らず、「自分が働いている会社を、この人に見てもらいたい」と思える人を招いてほしかったからです。
もう一つの目的は、社員が普段どのような仕事をしているのかを、大切な人に知っていただくことでした。当社は動物実験に使用する機材を製造していて、一般の方が日常生活で目にする商品ではありません。だからこそ、社員がどんな会社で、どんな想いで働いているのかを見てもらい、仕事について家族や大切な人と話すきっかけになればと思いました。
若手社員を中心に、全社員で80周年をつくる
切通:今回の80周年プロジェクトは、社員の皆様が複数のチームに分かれて進められていました。藤森様は祝賀会チームのリーダーを担当されましたが、いかがでしたか。

藤森様:80周年では全社員がいずれかのプロジェクトに所属し、みんなで周年を盛り上げる形でした。リーダー、サブリーダーは「中心となってやってもいい」と手を挙げた社員の中から選ばれています。
周年行事に中心となって関われる機会はなかなかありませんし、自分の成長にもつながると思って引き受けました。
実は最初は記念製品をつくるチームを希望していたんです。普段は完成した製品を販売する仕事なので、ゼロから製品開発に関わりたいと思ったので。ただ、祝賀会チームのリーダーとして声をかけてもらい、自分の特性も見た上で選んでいただいたのかなと思い、挑戦してみようと思いました。
切通:平野様はいかがでしたか。

平野様:私も第一希望は記念製品でした(笑)。祝賀会は第二希望でしたが、参加者が社員とその大切な人というところに魅力を感じました。
普段は営業としてお客様や代理店様に感謝を伝える機会がありますが、一緒に働いている社員に改めて感謝を伝える機会は意外とありません。祝賀会ならそれができるのではないかと思いました。
イベント運営の経験はなく、本当に手探りでしたが、コムネットさんからいろいろな提案をいただき、一緒に伴走してもらえたので進めることができました。終了後には社員から「すごく良かったよ」と声をかけてもらうことも多く、本当にやって良かったと思っています。
社員紹介映像の素材集めやCanvaを使った制作にも携わり、新しいスキルを身につけられたことも大きな経験でした。
切通:橋本様は75周年も経験され、今回はクイズ企画などを担当されました。

橋本様:75周年では別のプロジェクトのリーダーを担当しました。その時に参加者側から祝賀会を見て、「華やかで楽しそうだな」と思った記憶があり、今回は祝賀会チームを希望しました。
今回は若いメンバーを支えたいという気持ちもあり、主にクイズを担当しました。当日、狙っていた通りのリアクションや盛り上がりが起きた時は嬉しかったですね。
同点ばかりになったらどうしようという不安もありましたが、コムネットさんの経験を参考にしながら調整でき、結果的にうまく盛り上がりました。
「想いのある人に任せる」ことが社員の成長につながった
切通:今回、比較的若い社員の皆様にプロジェクトを任せられています。夏目様はどのような考えで任せたのでしょうか。

夏目様:私自身、まだまだ「任せる力」については課題だと思っていますが、だからこそプロジェクトでは手を挙げてくれた人に任せたいと考えました。今回、比較的若い社員がリーダーに手を挙げてくれたことがすごく嬉しかったんです。
75周年を経験していないメンバーも多く、分からないことがある中で「やってみたい」と思ってくれた。その気持ちを大事にしたいと思いました。
もちろん心配はありましたが、手を挙げてくれた人が中心となってやることに意味があると思っていました。
祝賀会チームについては、藤森さんの中に「こういうものをつくりたい」というイメージが明確にありました。そこまで想いがあるなら、私が細かく口を出すより、思うようにやってもらおうと。
最初に「どんな会をつくりたいのか」という理想を共有できたことが、安心して任せられた大きな理由だったと思います。
コムネットを選んだ理由は「やりたいこと」を深く聞いてくれたこと
切通:今回、イベント会社を複数社検討された中で、コムネットを選んでいただいた理由を教えてください。
藤森様:75周年とは規模も目的も対象者も違ったので、今回は「自分たちがやりたいことを受け止めて、一緒に考えてくれる会社を一から探そう」というところから始まりました。
インターネットなどで周年イベントを得意としている会社を探し、何社かと打ち合わせをしました。
平野様:その中で、一番夏目のやりたいことを汲み取ってくれたのがコムネットさんだったと思います。
「こういうことができますよ」と演出を先に提案するのではなく、「どういう会にしたいですか」「テーマは何ですか」と、私たちの考えを深掘りしてくれました。
そこで「この会社なら、当社が実現したい祝賀会を一緒につくれそうだ」と感じました。
夏目様:経験豊富な会社様だからこそ、Aプラン、Bプランという形で用意されたパッケージを提案してくださったのでしょうが、 イベント運営の経験が少ない私たちにとっては、プロ側の基準で選択肢を出してもらうより、まず私たちの目線に合わせて、一緒に考えていただけたことで、思っていることが実現できそうと思えたことが良かったですね。
藤森様:予算に対する提案も印象的でした。
最初に予算を伝えた時、「やりたいことをすべて盛り込むとこの金額になります。一方、予算内ならこういう方法があります」と、現実的な選択肢を示していただきました。
限られた予算と期間の中で、「何を残し、何を削るか」を判断するための基準を提示していただけたことが、とても助かりました。こちらの事情を考えて親身になって提案してくださったことが、最終的な決め手だったと思います。
イベントと映像を一体で制作できた安心感
切通:実際に約10か月準備を進めましたが、サポートはいかがでしたか。
藤森様:「こうしたい」という想いはあっても、それを具体的にどう形にするのかは分かりません。そこをプロの目線からアドバイスしてもらえたことが非常にありがたかったです。
また、今回はオープニング映像にも力を入れました。この映像は祝賀会だけでなく、他の80周年行事でも活用したかったので、きちんと良いものをつくりたいと思っていました。
映像を別の会社へ頼んでいたら、イベント会社と映像会社の間で私たちが調整しなければならなかったと思います。今回はコムネットさんにまとめて対応いただけたので、イベントと映像の方向性にズレがなく、とても進めやすかったです。
切通:映像制作では、藤森様からかなり具体的なイメージもいただきましたね。
藤森様:参考映像を送るのは少し失礼かなとも思いましたが、遠慮してイメージと違うものが出来上がる方がお互いに良くないと思い、かなり率直に伝えました。
その後も「ここはこういう意味で合っていますか」と細かく確認していただけたので、私たちは素材集めに集中できました。
修正対応もとても早かったです。社員の写真を使うため、完成前に社内確認の期間も必要だったのですが、すぐに修正版を返していただけたので非常に助かりました。
平野様:初稿が出来たことで、私たち自身も映像の完成形をイメージしやすくなりました。「ここにこの写真を入れたい」「この場面はこうしたい」と、社内でも具体的なアイデアが出てきましたね。
最初の打ち合わせで私たちの想いをしっかり聞いてくださったからこそ、早い段階で方向性を合わせることができたのだと思います。
藤森様:今回は会社の歴史を伝えるだけでなく、「自分の大切な人が今どんな仕事をしているのか」を見てもらうことが目的でした。その想いが伝わる映像になったことが本当に良かったです。
当日の写真を使ったエンディング映像に会場からどよめき
切通:エンディングスライドショーでは、当日撮影した集合写真もその場で編集して組み込みました。実際にご覧になっていかがでしたか。
藤森様:「本当に良い会だったな」と、最後に改めて感動に浸ることができました。準備してきて良かったという気持ちが、あのタイミングでじわっと湧いてきました。
平野様:結婚式のエンディングみたいな感じでしたね(笑)。
橋本様:集合写真が出た瞬間に会場がどよめいたのは、「さっき撮った写真がもう映っている」という驚きだったと思います。
夏目様:自分や家族の顔が映ると「ほら、映ってるよ」となりますよね。映像の中に自分たち自身が登場することで、イベントをさらに「自分ごと」として感じられたと思います。
社員アンケートでは9割以上が「楽しかった」「満足した」
切通:イベント終了後、社員やご家族からはどのような反応がありましたか。
藤森様:本当に多くの方から「良かったよ」と言っていただきました。直接声をかけてもらったり、LINEで感想を送ってくれたり、社内の掲示板に「家族がこう言っていました」と書いてくれる社員もいました。
終了後に社員アンケートも実施したのですが、9割以上が「楽しかった」「良かった」「満足した」と回答していました。
自分たちの感覚だけではなく、数字としても成功を確認できたことは嬉しかったです。
橋本様:私は妻と子どもを連れて参加しましたが、二人ともすごく楽しかったと言ってくれました。
子どもは私が普段どんな仕事をしているのか、まだ十分には分かっていません。でも、「お父さんの会社はすごく良い会社なんだ」と感じてくれたようで、会社のファミリーイベントにもまた行きたいと言ってくれました。
普段こういう社内イベントにあまり積極的ではない社員からも「良かった」と言ってもらえたのは嬉しかったですね。
夏目様:私も本当に大成功だったと思っています。
特に印象的だったのは子どもたちです。ステージ前に出てもらう場面でも、ほとんどためらわずに話してくれました。
会場の大人たちがリラックスして楽しんでいる雰囲気が、子どもたちにも伝わっていたのだと思います。
当日お願いしたシッターさんやカメラマンさんなど、外部の方からも「とても良い会ですね」「雰囲気が良かった」と言っていただけました。自分たちだけではなく、外から見てもそう感じてもらえたことが嬉しかったです。
周年プロジェクトを通じて得た、チームでつくることの学び
切通:今回のプロジェクトを通じて、それぞれどんな学びがありましたか。
橋本様:改めて「一人ではできない」ということを感じました。情報を共有し、周囲と協力することの大切さを学びました。
また、コムネットさんは納期に余裕を持って伝えてくれることが多く、それが安心感につながりました。自分が仕事を依頼する立場になった時にも、相手を安心させられる伝え方をしたいと思いました。
平野様:私は初めてサブリーダーを経験しました。
藤森さんがタスクを整理して進め、コムネットさんも「これはこの日までに」と期限を明確にしてくださる姿を見て、プロジェクトの進め方を学ぶことができました。
今回運営側を経験したことで、他の80周年プロジェクトにも「自分も手伝いたい」と思えるようになりました。
藤森様:私は「一人では良いものはつくれない」ということを強く感じました。
映像については自分の中にイメージがありましたが、クイズのような企画は橋本さんの方が得意です。それぞれ得意なこと、好きなこと、やってみたいことが違うからこそ、協力することで良いものが生まれる。
これはイベントだけでなく、今後の仕事や自分自身にとっても大きな学びになりました。
夏目様:藤森さんは「こういうものをつくりたい」という想いが強かった分、途中では思うように進まず大変なこともあったと思います。
でも、人は必ずしもこちらが思うタイミングや方法で動くわけではありません。今回の経験を通じて、「任せるとはどういうことか」「人と一緒に進めるとはどういうことか」を凝縮して経験できたのではないかと思います。
これから周年イベントを迎える企業へ ~大切なのは「目的」と「誰に届けるか」
切通:最後に、これから周年イベントを迎える企業の担当者へアドバイスをお願いします。
夏目様:周年は一つの節目でしかなく、その時々でやりたいことや伝えたいこと、課題は異なるので、一番大切なのは、「周年だからなんとなく何かやる」という考え方にしないことだと思います。
まず、「何のためにやるのか」を明確にすること。そして「誰に向けてやるのか」を決めることです。
社員なのか、お客様なのか、取引先なのか。必ずしも一つに絞る必要はありませんが、対象が決まっていないと企画はぶれてしまいます。
また、企画する本人がワクワクしていることも大切だと思います。「みんなが楽しめるものは何だろう」と考える前に、まず「自分だったら何をやりたいか」「何だったらワクワクできるか」を考えてみてもいい。
目的さえ明確になれば、方法は祝賀会でなくても構いません。社史をまとめる、記念映像をつくる、新製品を開発するなど、いろいろな方法があります。
「自分たちはこの周年の節目をどう捉え、誰に何を伝えたいのか」をまず整理する。その上で「それを実現するにはどんな方法がありますか」とイベント会社に相談するのが良いと思います。
もし「何をしたらいいのか分からない」と悩んでいるのであれば、最初からプランを選ぶのではなく、自分たちの話をしっかり聞いてくれる会社に相談することをおすすめします。
トップダウンで「周年イベントをやってほしい」と言われたのであれば、その人と「何を実現したいのか」ときちんと話をするべきです。
トップも担当者も納得感を持ち、同じ方向を向いて進める。それが、良い周年イベントをつくる一番大切なことだと思います。
まとめ
今回の80周年記念祝賀会で印象的だったのは、祝賀会そのものを目的とするのではなく、「社員と、その大切な人に、社員が普段どのような仕事をしているのかを知っていただく」という明確な目的のもと、祝賀会を一つの「手段」として捉えていたことです。
代表が掲げるこの目的が社員の皆様にしっかりと共有され、それぞれが同じ方向を向いて取り組まれたことで、会場には自然な一体感が生まれていました。
そこには、80年の歴史の中で育まれた株式会社夏目製作所様ならではの企業文化と、人を大切にする温かな風土が表れていたように感じます。
節目を祝うだけではなく、これからの未来をともに描く時間となった80周年記念イベント。
その大切な時間をご一緒できたことを、私たちも大変光栄に感じています。





