表彰式の進行の仕方は?司会者向けに進行シナリオや台本を紹介

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会社の表彰式で、急に司会進行役を任されて困っていませんか。司会者は、当日の流れや音楽、参加者の動きを決めておくとスムーズな進行が可能です。そこで今回は、表彰式の流れや進行シナリオを例文付きで解説します。


会社の表彰式で司会進行を任されて「何を話せばいい?」「準備しておくべきことはある?」と不安で困っていませんか。司会者が準備すべきことや進行のシナリオなどが分からず、当日はスムーズに進行できるか不安なのではないでしょうか。

 

表彰式は「ひょうしょうしき」と読み、賞を与えるだけでなく、功績を称える式典です。司会者は、当日の進行だけでなく、音楽や参加者の動きをイメージしておくことで、スムーズかつ意義のある表彰式が実現できます。

 

しかし、当日までに司会者がしっかり準備しておかなければ、参加者の心に響かない式となるでしょう。

 

そこで今回は、表彰式の目的や当日の流れと進行シナリオについて例文付きで解説します。これから司会進行を行う人は、ぜひ参考にしてください。

 

コムネットは、表彰式の企画立案から当日の運営までをトータルサポートいたします。プロの力を借りて、表彰式を成功させたい方は、ぜひお問い合わせください。

表彰式の目的

会社の表彰式は、参加者へ心理的な効果を与えるために開催します。たとえば、次のような効果です。

 

  • 表彰の対象者を称え、次期のモチベーションアップにつなげるため
  • 参加者全員に対して、会社の評価基準を示すため
  • 普段関わりのない部署への理解を深めるため

 

表彰されている様子を見ると「自分も表彰されたい」と思うため、参加者のモチベーションアップに効果的です。また、表彰を受けた理由や基準を明確にすると、会社の評価基準を示せます。

 

さらに、表彰式に参加したほかの部署と接する場所としても有効です。表彰内容を受け、間接的に関わる部署や、接する機会がないものの会社の中心となる部署など、いろいろな部署の活動を知るきっかけになるでしょう。

一般的な表彰式の流れと司会者の例文

一般的な表彰式は、次の流れで開催します。

 

  • 開会の挨拶
  • 受賞者の表彰
  • 受賞者の言葉
  • 社員同士の交流
  • 閉会宣言

 

表彰式が飲食を伴う場合は、乾杯や食事のタイミングも検討すべきです。ここからは、表彰式の流れに加えて、司会者が話すべきことと例文を解説します。

 

【関連記事】しっかりした表彰式は社員のモチベーションアップにつながる!

1.開会の挨拶

最初に行うのは、表彰式が始まることを宣言する「開会の挨拶」です。司会者は、開会の宣言と簡単な自己紹介をします。司会者が複数の場合は、立場が1番上の人が挨拶をするのが一般的です。

 

挨拶では、次のような話をします。

 

ただいまより、第△回 ○○株式会社 ○○表彰式を開始いたします。

本日司会を務めさせていただきます「××部の(氏名)」です。
どうぞよろしくお願いいたします。

 
【複数名いる場合】

同じく司会を務めさせていただきます、「▲▲部(氏名)」です。どうぞよろしくお願いいたします。

 

参加者の意識を司会へ向けるため、音楽や映像を使うのも効果的です。司会が複数名いる場合は、事前に開会の挨拶を依頼しておきましょう。

2.受賞者の表彰

次に行うのが、社長または社長に代わる代表者による表彰です。表彰するときは、なぜ表彰されるのか、どのような賞なのかなど、評価基準を説明します。

 

表彰のときに司会者が話す例文は次の通りです。

 

これより□□で多大な功績を収められた社員の皆様への表彰に移ります。

表彰状は「(氏名)社長」より授与いたします。お名前を呼ばれた方は、ステージへおあがりください。

みなさま、盛大な拍手をお願いいたします。

 

【表彰状の授与が終わった後】

表彰されたみなさま、本当におめでとうございます。これからも、さらなるご活躍を期待しております。

 

それでは、ステージのみなさまはお席へお戻りください。
みなさま、表彰された方々へ、いま一度盛大な拍手をお願いいたします。

 

表彰状のほかに、金一封や記念品などがある場合は、表彰状を授与するときに紹介します。氏名を読み上げるときに、誤りがあってはいけません。司会者は、表彰される社員の部署や氏名を事前に確認しておきましょう。

3.受賞者の言葉

受賞者の言葉は、参加者の人数や式のタイムスケジュールにより、誰が行うかを事前に決めておくことが大切です。代表者1名が行う場合は、事前に謝辞の依頼をしておきます。

 

表彰式によっては、全員が言葉を述べることもあるでしょう。全受賞者が言葉を述べる場合は、表彰のタイミングで一人ずつ謝辞をお願いします。

 

代表者1名がスピーチする場合の例文は、次の通りです。

 

それでは、本日ここに受賞されたみなさまを代表して××部の(氏名)さんが謝辞を述べられます。

 

【代表者の言葉の後】

 

(氏名)さん、ありがとうございました。

 

受賞者の中には、表彰のタイミングでスピーチが必要かどうか、不安に思う人も多いでしょう。そのため、全受賞者に、事前に当日の流れや謝辞の有無などを説明しておく必要があります。

4.社員同士の交流

社員同士の交流は、飲食を伴うか否かの確認が必要です。飲食を伴う場合は、事前に乾杯の挨拶を依頼しておきます。

 

司会者の進行は、次の通りです。

 

続きまして、「(氏名)さま(または役職)」に乾杯のご挨拶をお願いしたいと思います。

みなさま、グラスのご用意をお願いいたします。

 

「(氏名)さま(または役職)」、よろしくお願いいたします。

 

~挨拶・乾杯の音頭~

 

「(氏名)さま(または役職)」、ありがとうございました。

それではみなさま、しばらくの間お食事・ご歓談をお楽しみください。

 

表彰式の規模により、この時間を使って来賓からの祝辞などが入るケースがあります。祝辞がある場合の例文は、次の通りです。

 

みなさま、ご歓談中ではございますが、ここでご来賓の方々を代表し、○○株式会社の(氏名)さまよりご挨拶いただきます。

 

祝辞をお願いする場合も事前の依頼が必要です。祝辞は、乾杯から30分ほど経過し、落ち着いた頃合いを見て開始します。

5.閉会宣言

最後に、閉会宣言をして終了です。閉会宣言は、司会者または組織のなかで立場が上の人が行います。閉会宣言の例文は、次の通りです。

 

歓談中とは存じますが、最後に「(役職名)(氏名)」より、閉会の言葉を頂戴いたします。

 

~閉会宣言~

 

「(役職名)(氏名)」、ありがとうございました。

ご参加のみなさま方には、長時間にわたりご協力いただき、誠にありがとうございました。また、ご来賓のみなさまには、ご多用のなかご臨席をたまわりまして、誠にありがとうございました。

 

以上をもちまして、第△回 ○○株式会社の社内表彰式を閉会とさせていただきます。

お帰りの際は、お忘れ物がないかをご確認のうえ、気を付けてお帰りください。

 

来賓を招待している表彰式で、社内の人が閉会宣言をする場合は、敬語を使わず「(氏名)副社長」を「副社長の(氏名)」へ変更して紹介します。

表彰式に関するよくある質問

意義のある表彰式にするためには、司会進行のほかにも気を配る必要があります。事前に参加者の服装や式中の音楽、表彰状の渡し方などを決めておくとスムーズです。表彰式を開催する前に知っておきたい「よくある質問」について解説します。

1.表彰式の参加者の服装はどうする?

盛大な式典の場合は、男性はスーツ、女性はワンピースとジャケットのアンサンブルなどを着用します。色味は、男性がダークな色、女性はベージュや淡いパステルカラーがおすすめです。

 

表彰式によっては、ドレスコードがあります。ドレスコードを求められる場合は、指示にしたがって着用しましょう。ドレスコード別の服装例は次の通りです。

 

 

男性

女性

フォーマル

モーニング・燕尾服・紋付き袴

振袖・留袖・アフタヌーンドレス・イブニングドレス

セミフォーマル

ディレクターズスーツ・タキシード

セミアフタヌーンドレス・セミイブニングドレス

インフォーマル

ダークスーツ・ブラックスーツ

ドレッシーなワンピース・スーツ

 

ただし、表彰式の雰囲気と規模により適した服装は異なります。TPOに合わせた服装を心がけましょう。

2.表彰式に使う音楽はどんなものがいい?

表彰式で参加者の気持ちを高めるには、場面に合わせた音楽を使用します。たとえば、次のような曲です。曲の雰囲気と効果を踏まえて曲を選ぶとよいでしょう。

 

開会宣言に適した曲

王宮の花火の音楽

司会者が話す場面に適した曲

栄光をたたえて

プログラムの導入部分に適した曲

ツァラトゥストラはかく語りき

表彰式の終盤に適した曲

ニムロッド

表彰の場面に適した曲

ツァラトゥストラはかく語りき

受賞者の発表に適した曲

威風堂々

 

以下の記事では、表彰式に使うBGMを詳しく説明しています。

 

【関連記事】【失敗しない】感動的な表彰式に必須のBGM5選!著作権における注意点も解説

3.表彰状を渡すときのマナーは?

表彰状を渡すときは、介添人が持つ賞状盆のうえにある表彰状を受け取り、文面を読み上げたあと、受賞者へ渡します。記念品がある場合は、表彰状の次に介添人が持つお盆から受け取り、渡すのがマナーです。

 

2人目以降も同様の流れで表彰状を渡します。2人目以降は、タイムスケジュールや表彰の人数・内容により、文面の読み上げを割愛するケースがあります。なお、額に入れたまま表彰状を渡すのはマナー違反です。額や筒を渡す場合は、あとから渡しましょう。

会社の表彰式を成功させるならコムネットにご相談を

会社の表彰式は、参加者へ会社の評価基準を伝え、モチベーションをあげるために行う式典です。開会から表彰、受賞者の言葉を経て社員同士の交流へつなげます。受賞者やスピーチを依頼する人へは、当日の流れを事前に伝えることが大切です。

 

表彰式の準備では、司会者が話すべき文章のほかに、式中の音楽や参加者のドレスコードを決めなければなりません。司会者は、司会進行だけでなく、参加者の様子を見たり音楽とのタイミングをはかったりなど、気を配ることも多いでしょう。

 

準備に手間や時間をかけずに、当日のスムーズな進行を求めるのであれば、プロに依頼するのがおすすめです。

 

コムネットでは、企画立案から当日の運営まですべての作業に加え、実施後の各種サポートまで、表彰式をトータルサポートいたします。ぜひ、お気軽にご相談ください。

 

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