企業イベント運営成功のための重要ポイントを徹底解説

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企業イベント運営の成功のためのポイントを解説します。

本記事では、企画から事後までのプロセスで押さえるべき要点を網羅。

スムーズなイベント運営の一助となれば幸いです。

第1章:イベント企画フェーズの重要ポイント

イベント運営の最初のステップであり、最も基盤となるのが企画フェーズです。
ここで方向性を誤ると、後工程でどんなに頑張っても期待する成果は得られません。
企画フェーズで押さえるべき重要ポイントを見ていきましょう。

1-1. なぜやるの? イベントの目的・ゴール設定の重要性

イベントを企画する上で、最も根幹となるのが「なぜこのイベントを行うのか」という目的の明確化です。
目的が曖昧なまま進めると、企画内容に一貫性がなくなり、参加者にも意図が伝わりにくくなります。

  • 目的は一つに絞るのが理想: 複数の目的があるとブレやすいため、最も達成したい主要な目的を一つに絞り込みましょう。例:「新製品の認知度向上」「既存顧客との関係強化」「社内コミュニケーション活性化」など。
  • 具体的な目標(KGI/KPI)設定で成功を測る: 目的を達成するための具体的な目標(KGI: 重要目標達成指標、KPI: 重要業績評価指標)を設定します。これにより、イベントの成功度合いを客観的に評価できるようになります。例:「参加者〇〇人」「商談件数〇〇件」「アンケートでの満足度〇〇%」など。


1-2. 誰のため? ターゲット参加者の明確化とそのニーズ把握

イベントの成功は、誰に向けて開催するのか、つまりターゲット参加者をどれだけ深く理解しているかにかかっています。

  • 参加者に響くコンセプトを考えるヒント: ターゲットの属性(年齢、役職、興味関心など)や、イベント参加を通じて何を求めているのか(学び、交流、情報収集など)を詳細に把握しましょう。これにより、ターゲットの心に響くイベントコンセプトやコンテンツを企画することができます。


1-3. どんな形? イベント形式(オンライン・オフライン・ハイブリッド)の選定

イベントの目的やターゲット、予算、そして現在の社会情勢などを考慮して、最適な形式を選びます。

  • 目的とターゲットに最適な形式を選ぶポイント:


オフラインイベント: 対面での濃密なコミュニケーション、熱気や一体感の醸成、特定の場所への集客に適しています。
オンラインイベント: 遠方からの参加も容易、コストを抑えやすい、データ収集・分析がしやすいといったメリットがあります。
ハイブリッドイベント: オフラインとオンラインの良い部分を組み合わせられますが、企画・運営はより複雑になります。

イベントの目的やターゲット層が参加しやすい形式は何かを慎重に検討しましょう。

1-4. 何をやる? コンセプトとコンテンツ企画の具体化

イベントの「核」となるコンセプトと、参加者に提供するコンテンツを具体的に企画します。

  • 参加者を惹きつけるコンテンツアイデア出し: ターゲットのニーズに基づき、どんなセッション、ワークショップ、交流機会、エンターテイメントを提供すれば喜ばれるかを具体的に考えます。参考になるのは、過去のイベント事例や業界のトレンド、ターゲットの興味関心に関する情報です。


第2章:イベント準備フェーズの重要ポイント

企画が固まったら、いよいよ本格的な準備フェーズに入ります。
この段階での計画性と実行力が、イベント当日のスムーズな進行を左右します。

2-1. 計画が命! 全体スケジュール作成とタスク管理

イベント準備は多岐にわたるタスクの集合体です。
全体スケジュールを作成し、各タスクの期日と担当者を明確にすることで、抜け漏れや遅延を防ぎます。

  • 抜け漏れを防ぐWBS(作業分解構成図)の考え方: イベント運営に関わるすべてのタスクを細かく洗い出し、ツリー状に分解します。
  • 効率的な進捗管理の方法: ガントチャートやタスク管理ツールなどを活用し、全体の進捗状況を可視化し、遅れているタスクがあれば早期に発見して対策を講じます。


2-2. 予算内で抑える! 予算計画と費用管理のコツ

イベント運営には、会場費、人件費、広報費、制作費など様々な費用がかかります。
現実的な予算計画を立て、準備段階から費用をしっかり管理することが重要です。

  • 見積もり取得のポイントとコスト削減の視点: 複数の業者から見積もりを取り、比較検討します。不要なコストはないか、代替案はないかなどを常に検討し、予算内で最大の効果が得られるように努めます。


2-3. 場所選びも重要! 会場・プラットフォーム選定と手配

イベントの形式に合わせて、物理的な会場またはオンラインプラットフォームを選定し、手配します。

  • 条件に合った会場・ツールを見つけるポイント: 収容人数、立地、設備(通信環境、音響、照明など)、費用、過去の実績などを総合的に判断します。オンラインの場合は、必要な機能(ウェビナー、ブレイクアウトルーム、チャットなど)を持つプラットフォームを選びます。
  • 必要な設備・機能の確認: 会場やプラットフォームの担当者と密に連携し、必要な設備や機能が利用可能か、テストは十分かなどを確認します。


2-4. 体制を整える! 運営スタッフの確保と役割分担

イベント当日を円滑に進めるためには、十分な人数の運営スタッフと、それぞれの明確な役割分担が必要です。

  • 社内リソースと外部協力会社の活用: イベントの規模や内容に応じて、社内スタッフで対応する範囲と、専門業者(イベント会社、設営業者、ケータリングなど)に委託する範囲を判断します。
  • 情報共有体制の構築: スタッフ間の連絡手段(無線、チャットツールなど)を確保し、全体会議や朝礼などを通じて、常に最新の情報が共有される体制を作ります。


2-5. 知らせることが第一! 告知・集客計画の実行

どんなに素晴らしい企画でも、ターゲットに情報が届かなければ成功しません。効果的な告知・集客活動が必要です。

  • 効果的なチャネル選定とプロモーション戦略: ターゲットがよく利用する媒体(自社ウェブサイト、メールマガジン、SNS、プレスリリース、オンライン広告、業界メディアなど)を選び、イベントの魅力が伝わるプロモーションを行います。


2-6. 迷わないために! 運営マニュアル作成と共有

イベント当日のスタッフの動きを統一し、スムーズな運営を実現するために、運営マニュアルは不可欠です。

  • 含めるべき必須項目(タイムテーブル、役割別フロー、緊急時対応など): イベントのタイムスケジュール、各スタッフの持ち場と具体的な作業内容、会場見取り図、関係者リスト、緊急連絡先、トラブル発生時の対応フローなどを詳細に記載します。
  • スタッフ全員が理解するまでのプロセス: マニュアルを作成するだけでなく、事前にスタッフ間で共有し、読み合わせやシミュレーションを行うことで、全員が内容を理解し、本番で迷わず動けるようにします。


第3章:イベント実施フェーズの重要ポイント

準備万端で迎えるイベント当日。
計画通りに進めることも重要ですが、予期せぬ事態への対応力も求められます。

3-1. 事前準備万端で迎える当日! 設営・リハーサルと最終確認

イベント開始前に行う設営や機材の最終確認、登壇者やスタッフとのリハーサルは、当日の成功を大きく左右します。

  • チェックリストの活用: 設営、機材、備品などが全て揃っているか、正しく機能するかなどを、チェックリストを使って漏れなく確認します。


3-2. 時間通りに進める! 当日のタイムスケジュール管理

イベントの進行を管理し、予定通りに各プログラムが進むように調整します。

  • 進行担当者との連携: 司会者やタイムキーパーと密に連携し、遅延や巻が入った場合の対応を事前に共有しておきます。


3-3. 参加者を迎える! 受付・誘導・問い合わせ対応

イベントの第一印象を決めるのが、参加者対応です。スムーズかつ丁寧な対応を心がけます。

  • スムーズでホスピタリティのある対応: 事前の情報提供を十分に行い、受付での混雑を避ける工夫をします。会場内の誘導スタッフの配置や、問い合わせ窓口の設置も重要です。


3-4. トラブル発生! 緊急時の対応フロー

どんなに準備しても、イベント当日にはトラブルが発生する可能性があります。冷静沈着に対応できるよう、事前にフローを定めておきます。

  • 想定されるリスクと対応策の準備: 機材トラブル、登壇者の遅刻・欠席、参加者の体調不良、自然災害など、起こりうるリスクを想定し、それぞれに対する具体的な対応策をマニュアルに盛り込んでおきます。
  • 冷静な状況判断と連携: トラブル発生時は、パニックにならず状況を正確に把握し、関係各所と迅速に連携して対応します。


第4章:イベント事後フェーズの重要ポイント

イベントが終了したら終わりではありません。
事後対応も、次回のイベント運営や企業活動にとって重要なステップです。

4-1. 参加者の声を聞く! アンケート実施と分析

イベントの良かった点や改善点を知るために、参加者からのフィードバックを収集します。

  • 回答率を上げる工夫: 回答しやすい形式にする、回答者へのインセンティブを用意するなどの工夫をします。
  • 次回の改善に繋がる分析方法: 集計結果を多角的に分析し、成功要因と課題を明確にします。


4-2. 成果を確認! 効果測定と関係部署への報告

イベント開始前に設定した目標(KGI/KPI)がどれだけ達成できたかを確認し、関係部署に報告します。

  • 設定した目標(KGI/KPI)の達成度評価: 事前に定めた指標に基づき、成果を客観的に評価します。費用対効果(ROI)の分析も行うと良いでしょう。


4-3. 感謝を伝える! 参加者・スタッフ・関係者への御礼

イベントに関わってくれたすべての人に感謝の気持ちを伝えます。

  • 参加者へのお礼メール、登壇者やスタッフへの労い、協力会社へのお礼などを、イベント終了後速やかに行います。


4-4. 未来に繋げる! 振り返りとノウハウの蓄積

イベント運営チームで振り返りを行い、今回の経験を次回のイベント運営や他の業務に活かせるようにノウハウを蓄積します。

  • 成功点と課題点の洗い出し: 何がうまくいき、何が課題だったのかを正直に話し合います。
  • ナレッジ共有の方法: 議事録を作成したり、運営マニュアルをアップデートしたりして、組織内でノウハウが共有される仕組みを作ります。


まとめ:成功するイベント運営のために

イベント運営成功の鍵は、企画から事後までの全フェーズで重要ポイントを押さえることです。
本記事の内容が、皆様のイベント運営に役立つことを願っています。
専門家の支援が必要な際は、イベント運営会社への相談もご検討ください。

弊社では社内イベントに特化したイベント制作を行なっています。
ご興味がございましたらご気軽にご相談ください。

-イベント企画

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