新たなプロジェクトをスタートさせるにあたって、決起会は重要な意味を持ちます。決起会は、メンバーの認識の共有や士気の向上に有効です。本記事では、決起会で具体的にやるべきことや、具体的な目的などについてわかりやすく解説します。
決起会は、新しいプロジェクトやイベントを始める前に行われる集まりです。
メンバー間の連携を深め、目標に向かって一致団結するための場となっています。
決起会では、プロジェクトリーダーの挨拶、チームメンバー同士の交流、さまざまな出し物やゲームが企画されるのが一般的です。
参加者は決起会の目的や雰囲気に合わせて振る舞うことが求められます。
本記事では、決起会で何をするのか、どのような出し物が企画されるのかについて、詳しく解説します。
これから決起会を計画する人は、ぜひ参考にしてください。
決起会とは
決起会（読み方：けっきかい）とは、新しいプロジェクトなどを立ち上げた際に、成功へ向けてメンバーの気持ちを高めるために行われる会のことです。
日本の企業文化における重要なイベントの一つですが、日本固有のものではなく、英語圏でも"Kickoff Party"という言葉があります。
関係者が一堂に会して目標や方針を共有し、団結を固めるのが目的です。
すべての関係者が同じビジョンと目標を持って動き出すことを確認するための、重要なステップとなります。
飲み会や懇親会との違いは？
飲み会や懇親会と決起会は、目的と内容が異なります。
飲み会や懇親会は、主に社交活動やリラックスを目的としており、仕事の話が少なめになるのが一般的です。
飲み会は、コミュニケーションを深め、みんなで楽しむことが主な目的です。
お酒を飲みながらくつろいだ状態で会話できるため、お互いの本音を聞き出したり、普段はできない話ができたりといった効果が期待できます。
また懇親会は、同じプロジェクトなどに属している人同士が親睦を深めることを目的として開催されるものです。
飲み会と比べると、懇親会には「普段あまり交流のない人同士が集まって親睦を深める」ニュアンスがあります。
決起会は何をする？
決起会で行うこととしては、主に以下の3つが挙げられます。
- プロジェクトリーダーによる挨拶
- メンバー同士の交流
- ゲーム・出し物
いずれも一般的な決起会においては、王道的です。
一つずつ見ていきましょう。
1.プロジェクトリーダーによる挨拶
プロジェクトリーダーによる挨拶は、決起会の重要な部分です。
挨拶を通して、プロジェクトの目的や方針、期待される効果がメンバーに伝えられます。
挨拶において重要なのは、プロジェクトの背景や重要性、達成すべき成果について明確にすることです。
プロジェクトのタイムラインや、各フェーズの重要な中間目標地点についても共有し、すべての関係者がプロジェクトの進行状況を理解できるようにします。
さらに、メンバーに対して期待する役割や責任についても明らかにし、チーム全体で協力しあって目標を達成する意義と重要性を強調するのがセオリーです。
2.メンバー同士の交流
決起会におけるメンバー同士の交流は、チーム力とコミュニケーションの強化の点で非常に重要な要素です。
新しいプロジェクトや任務を開始するにあたり、メンバー間の良好な関係と信頼の構築は不可欠なものといえるでしょう。
交流の時間においては、メンバーはお互いに顔合わせをし、それぞれの役割や専門分野を理解します。
交流を通じてお互いの強みや経験を理解することで、どのように協力してプロジェクトを前進させられるか、考えるきっかけにもなるでしょう。
3.ゲーム・出し物
ゲームや出し物は、決起会において、楽しさを通して結束を強めるよい機会です。
ゲームや出し物が、プロジェクトに関する理解に直接関与することはありません。
しかし、レクリエーションの場を設けることによって、適度な息抜きの時間が発生し、仕事を超えたつながりを作る効果が期待できます。
ただし、ゲームや出し物の時間があまりにも長すぎるとメリハリがなくなってしまうので、注意が必要です。
短時間で切り上げられる、シンプルなものを提供するのがよいでしょう。
決起会の服装
決起会の服装は、会社の文化や開催される場所、参加者の年代などによって異なります。
ある程度フォーマルなイベントとなる場合は、正装または準正装が望ましいといえるでしょう。
一方、比較的カジュアルな会になりそうな場合は、会社に通勤するときの服装が向いているといえます。
決起会が重要なイベントだからといって、堅苦しい服装をする必要はありません。
仕事の一環だと思って臨むのがよいでしょう。
決起会に向けて準備すること
決起会に向けて準備するものは、主に以下の3つに分類できます。
- 案内状を出す
- 決起会の流れを決める
- 会場や設備を手配する
いずれもしっかりと定めなければならないものです。
以下の解説をしっかり読んで、頭に入れておきましょう。
1.案内状を出す
案内状の作成と配布は、決起会準備の初期段階で行われる重要な作業です。
参加者に対して、決起会の目的・日時・場所・服装その他重要な情報を伝えます。
案内状を作ることで、参加者は決起会がどんな会なのかを理解し、しっかりと準備ができるようになるでしょう。
案内状は、明確かつ簡潔に情報を伝えることが重要です。
同時に、参加したくなるような親しみやすいトーンを保つことも大切となります。
2.決起会の流れを決める
決起会の流れを決めることは、イベントをスムーズに進行させるために不可欠です。
プロジェクトリーダーによる挨拶、メンバー同士の交流、ゲームや出し物など、どの順番で行なうのかを決めましょう。
また、プロジェクトリーダーによる挨拶は、マネージャーや上の役職についている人物が行なうことが多いです。
原稿作成やスピーチの練習が必要になるため、挨拶をお願いしたい旨は早めに伝えるといいでしょう。
下記の記事では、社内イベントを成功させるポイントを紹介しているので、決起会の流れを決める際に参考にしてください。
関連記事：【イベント企画まとめ】社内イベントの企画運営担当者必見！これだけ読めばノウハウ丸わかり
3.会場や設備を手配する
会場や設備を手配することは、決起会の準備における重要なタスクです。
まず会場の選定を行い、会場が決起会の目的と規模に適しているかを確認します。
適切な会場を選ぶことで、参加者が快適に過ごせるようになり、決起会の目的も達成しやすくなるでしょう。
会場の選定に際しては、利用可能な日時や会場の収容人数、場所のアクセス性、コストなどを考慮する必要があります。
また、会場が決まったら、必要な設備を手配します。
テーブルや椅子はもちろんのこと、オーディオやビジュアル機器、Wi-Fiの設備、プロジェクター、マイクなどさまざまなものが決起会には必要です。
決起会の会場の選び方
決起会の会場選びは、イベントの成功に大きく影響する重要な要素です。
目的や規模、雰囲気を考慮して慎重に選ばなくてはいけません。
ここでは、決起会の会場として選ばれがちな3つのパターンについて解説します。
1.基本は「ホテル」や「イベントホール」
ホテルやイベントホールは、決起会やその他のビジネスイベント会場として選ばれやすい、基本的な選択肢です。
プロフェッショナルな環境と高品質なサービスを提供できるため、大規模なイベントに向いています。
予算に問題がない場合は、ホテルやイベントホールを押さえておくのがおすすめです。
ホテルやイベントホールを選ぶ際には、立地や収容人数、設備など提供されるサービス内容を考慮する必要があります。
たとえば、必要以上に大きな会場をレンタルすると、むしろ逆に寒々しい雰囲気になってしまうため、自分達に合っているかを考えなければいけません。
ホテルやイベントホールは通常、専門のイベントプランナーや技術スタッフがいるので、イベントの準備と実施をスムーズに進められることが期待できます。
2.カジュアルに行うなら「レストラン」
カジュアルな雰囲気で決起会を行う場合、レストランは往々にしてよい選択肢となります。
リラックスした環境で、美味しい食事とよい会話を楽しむことが期待でき、メンバー同士の交流やチーム力の強化を促進するでしょう。
多くのレストランは、プライベートなダイニングエリアやイベントスペースを用意しています。
グループがプライベートかつ快適な環境で交流するために、とても有効な選択肢です。
3.少人数なら「貸会議室」
少人数で決起会を開催する場合、貸会議室はコストパフォーマンスのよい選択肢です。
貸会議室は集中しやすい静かな環境となっており、基本的なオフィス設備が充実しているところが多いです。
また、貸会議室を選ぶ際には、人数に応じて適切な広さの場所を選ぶことが大切です。
広すぎても狭すぎても、チームの士気を高める妨げになりかねないため、部屋の広さや座席数を確認してから予約するといいでしょう。
会議室によっては、飲食物の持ち込みができたり、キッチンが併設されていたりする施設もあるため、決起会終了後にそのまま食事をすることも可能です。
会社の決起会を成功させるならコムネットにご相談を
決起会は、新しいプロジェクトなどのキックオフを祝う場であり、メンバーが一堂に会し、目標やビジョンを共有する重要な機会です。
決起会はメンバーのモチベーションを高め、チームの一体感を促進します。
しかし、効果的な決起会を実現するには、適切な準備とスムーズな進行が必要不可欠です。
会社の決起会を確実に成功させたいとお考えの場合、ぜひコムネットまでご相談ください。
コムネットでは、イベントの計画や準備、実施の各段階におけるサポートを提供し、決起会がスムーズかつ効果的に進行することを確実なものとします。
決起会の目的と期待を理解し、適切な会場と設備を選定し、全体の流れを効果的に設計するためのノウハウを、長年にわたって蓄積してまいりました。
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