
社員のモチベーションなどを引き出す方法として、社内イベントを開催する企業等が増えています。社員同士の交流が活発になるなど成功する企業もあれば、企画する側の思惑と受ける社員側では、気持ちにズレが生じている場合も見受けられます。そこで正社員100人に「総会や表彰式などの社内イベントに参加してよかったことは?」というアンケートを実施。社内イベントに関してどう考えているのか、率直な意見が見てとれます。
【質問】社内イベントに参加してよかったことは?

【回答数】
会社のビジョンや展望の共有できる | :24 |
チームとしての一体感が得られる | :26 |
他部署との交流がはかれる | :38 |
仕事以外でお互いの理解が深まる | :15 |
リフレッシュになる | :12 |
仕事へのモチベーションアップになる | :19 |
上司と話しやすくなった | :11 |
会社への信頼・親和度が高まった | :6 |
特に何も感じない | :16 |
普段関わらないメンバーとの交流がはかれる
アンケートの結果、38人で1位だったのが「他部署との交流がはかれる」という回答でした。
接する機会がない他所の部署にいる人と共通の話題を持つことが出来たことで交友関係が拡がったため。
(40代/男性/正社員)
他職種との連携も必要不可欠となってくるので、総会の場などはコミュニケーションを図る機会にもなって良い。
(40代/男性/正社員)
交友関係や人脈が広がったという意見、他部署との連携が深まることにより仕事もスムーズにいったという業務上の効果を感じている人が多いようです。社内に知り合いが増えることは会社への愛着にもつながるという点でも効果が期待できるでしょう。
チーム一丸で頑張った成果に達成感が得られる
社内スポーツ大会や営業表彰式など、チームで結果を出すイベントにも意見が集まっています。
今までやったことを評価されるのと一緒に喜ぶことで、一致団結できる
(30代/女性/正社員)
個別ではなくチーム全体で頑張ろうという一体感ができて、参加した価値を感じる事ができました。
(40代/男性/正社員)
団結して成果をだすことへの価値を選んだという人が多いようです。これらは100人中26人が回答した「チームとしての一体感が得られる」のコメントですが、結果を出し表彰を受けることで4位の「仕事へのモチベーションアップになる」にもつながっていく重要な実感と言えます。
会社の考え方と貢献度合の確認ができる
アンケートの結果、24人で3位だった「会社のビジョンや展望の共有ができる」の意見を見てみましょう。
毎日働く中では、働く意味やこの先の展望などを見失ってしまうので、定期的に確認できる場が欲しいから。
(20代/女性/正社員)
会社の方向性が共有できる、会社から自分への期待もわかり、仕事をする上でのモチベーションになる。また、今後の行動指針が明確になる。
(50代/男性/正社員)
ここからも分かるように総会で上層部からすすむべき方向性を示されることの重要性を感じる社員は少なくありません。仕事をするうえで何のために、という点や自分が目指してやってきたことへの確認が可能です。
日常業務のマンネリ化打破には社内イベントがおすすめ
そのほかの意見として下記のようなものもありました。
このような行事に参加することで、上司との距離も縮まったと思います。その行事に関して雑談的な感覚でお話しできますし、雑談の中であればこちらの意見も言いやすいと感じました。
(20代/女性/正社員)
いつも緊迫した業務のみだと精神的に疲れるので、気楽な業務がたまにあると、気休めになってリフレッシュできます。
(40代/男性/正社員)
上記のような社内での上司との関係の向上やリフレッシュになるという、ポジティブなコメントが多くありました。イベントに参加し人と交流することで気持ちも前向きになり、仕事へのモチベーションも高まるという結果を得ることができました。アンケートでは多くの人が社内イベントに対して肯定的な意見を持っています。社内交流を深め、業務に反映することができる社内イベント、多いに活用する価値がありそうです。
【アンケート概要】
■調査地域 | :全国 |
■調査対象 | :正社員の男性、女性 |
■調査期間 | :2017年10月27日~2017年11月10日 |
■有効回答数 | :100サンプル |