リアルでのイベント開催自粛が強まる中、表彰式を始めとする社内イベントも例外ではなく、バーチャル化が進んでいます。
しかし、これまでにバーチャル表彰式の経験もノウハウもない中、急にバーチャル化を求められて苦慮している担当者の方も少なくないでしょう。
やむなく開催中止という選択を行ったところもあるかもしれません。
こちらでは、バーチャル表彰式を開催するならきっと役立つデジタルツールやアプリなど、テクノロジーの活用術をご紹介いたします。
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バーチャル表彰式で活用したいツールとテクノロジー
バーチャル表彰式では、表彰式の様子をインターネットを使って配信することになるため、さまざまなツールやテクノロジーを活用する必要があります。
ここでは、「社内SNS」「Web会議システム」「スマホアプリ」「VR(仮想空間)&アバター」「Webサイト」の5つのジャンルごとにTIPS(コツ)をお届けします。
社内SNS
社内SNSとは、企業などの内部のみで使用するSNS(Social Networking Service)のことです。PCのほかスマホなどからもアクセスしやすく、気軽に情報交換を行えることから近年、導入する企業が増えています。
社内SNSには、チャット系、日報系、スケジュール管理系など、いくつかのジャンルに分けられますが、バーチャル表彰式で活用したいのがSlack(スラック)やChatWork(チャットワーク)といった「チャット系」の社内SNSです。
社内SNSのバーチャル表彰式への活用方法
社内SNSは、バーチャル表彰式の開催前から開催後まで長期にわたって活用できます。
まず開催前は、開催の告知やノミネート案件の周知に活用することで、社員たちに表彰式に興味を持って参加してもらう効果が期待できます。
開催中は、受賞者に対する祝福メッセージを送ってもらえば、盛り上げの一助となるでしょう。メッセージに絵文字で反応できるのもメリットです。
開催後は、感想をコメントしてもらい、次回開催の改善へつなげられます。
Web会議ツール
Web会議ツールとは、遠隔地同士をインターネットなどでつないでお互いの顔を見ながらコミュニケーションを取れるツールで、資料などを画面共有したり、会議の様子を録画できる機能、チャット機能などが付いています。
衛星などでつなぐ大がかりなシステムもありますが、近年、インサイドセールスの隆盛や新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛に伴って導入が急増しているのは、PC同士をインターネットでつなげば使えるWebアプリケーションタイプです。
バーチャル表彰式で活用したいWeb会議ツールの機能
バーチャル表彰式の配信そのものをWeb会議ツールで行うことも多いですし、チャット機能などで開催中のコミュニケーションを取ることも可能です。
ほかにも、たとえばZoomには次のような機能があり、バーチャル表彰式で活用できます。
バーチャル背景
あらかじめオリジナルのバーチャル背景を作成・配布しておき、当日は全員がお揃いのバーチャル背景に設定して参加してもらうと、一体感を演出できます。
マルチスポットライト機能
Zoomには、特定の参加者のビデオ画面を大きく表示させる「スポットライト機能」があるのですが、最大9人までの参加者を選んで拡大表示させられるのが「マルチスポットライト機能」です。
通常は、司会者など表彰式の本部を同機能で拡大表示させておき、表彰の発表時にノミネート者のビデオ画面を拡大表示させたり、サプライズで受賞者のビデオ画面を拡大表示させたりといった活用法があります。
ただ、社員がスマホから参加している場合は拡大表示させることができないので、同機能を使用する際は、PCから参加してもらいましょう。
投票機能
Zoom有料版には、選択肢の中から参加者にその場で投票してもらえる「投票機能」がついています。デフォルトではこの機能がオフになっているので、設定画面からオンにして利用しましょう。
バーチャル表彰式では、受賞者を投票で決めたり、プログラムの一部にクイズ要素を取り入れる際に活用できます。
無料版では使えないので、ご注意ください。
スマホアプリ
スマホアプリとは、スマートフォン上で動くように作られた、iOSもしくはAndroid OSに対応しているアプリケーションのことです。
バーチャル表彰式は、動画のリアルタイム変換に大きな負荷がかかるため、基本的にPCから配信を行いますが、部分的にスマホアプリを使うことで効率や品質が上がります。
バーチャル表彰式で活用したいスマホアプリ
カメラアプリ「EpocCam HD」
PCについているWebカメラだと動かすのが難しいし、別にカメラを用意するとなれば配線などが面倒…そこで、スマホのカメラアプリを活用するという提案です。
WiFiでPCとつなげば距離が離れたところも難なく撮影できます。固定カメラで流しっぱなしだと参加者も飽きてしまうため、動きを出すためにもフットワークの軽い可動式カメラは重要です。
「EpocCam HD」は、WiFi接続が可能で、画質も良いのでおすすめです。
VR(仮想空間)&アバター
VR(仮想空間)とは、Virtual Realityの頭文字を取ったもので、CGによって作り出した仮想の世界に入り込んだような感覚を楽しむものです。
アバターとは、Web上でユーザーの分身となるようなキャラクターのことです。
一般的に、「バーチャル表彰式」は、「オンライン表彰式」「リモート表彰式」と同様の意味で用いられますが、より真意を表すのは、VR(仮想空間)&アバターで実現する表彰式だといえるでしょう。
実際に設営するにはコストと手間のかかる豪華なステージセットも、VRなら実現できる可能性がありますし、ステージ上での表彰をただ視聴するだけでは受け身になってしまいがちですが、アバターとして画面内に参加することで当事者意識も高まります。
バーチャル表彰式に活用したいVRサービス
JoinVisual
バーチャル空間を制作してくれるほか、投票やアンケート、応援コメントといった機能を利用できます。
Webサイト
バーチャル表彰式
バーチャル表彰式用の専用サイトを立ち上げ、欲しい機能をAPI埋め込みによって自在に追加するという活用法です。
【活用したいAPI】
YouTube
言わずと知れた動画共有サービスであるYouTube。
専用サイトにYouTubeのAPIを埋め込み、バーチャル表彰式を配信するメイン会場として活用します。
YouTube Liveでリアルタイムでの配信も可能です。
コメント機能も、社員たちから受賞者へのメッセージを寄せるのに活用できます。
SendBird
チャット機能を独立した要素として専用サイトに盛り込みたい場合は、チャットのAPIを埋め込みましょう。
SendBirdは、韓国製のチャットです。日本ではあまりメジャーではありませんが、世界には9,000万人ものアクティブユーザーを抱えています。
翻訳機能が付いていたり、GDPRにも準拠しているので、グローバル企業にもおすすめです。
まとめ
バーチャル表彰式におすすめのツールやテクノロジーをご紹介してきました。
ご紹介したツールや機能、活用法などはほんの一部です。ほかにもバーチャル表彰式で活用できるものがたくさんあるので、自社の求める要素に合わせて探してみてください。
導入するデジタルについても十分な検討が必要ですが、運営や進行にまつわるリハーサルも入念に行う必要があるのは、オフラインと同様です。ツールの操作方法確認と併せて、タイミングの測り方なども可能な限りリハーサルを重ね、準備しておきましょう。