
社員総会や社内イベントでは、社員の表彰を行うという企業も多いのではないでしょうか。社内での表彰というのは、社員のモチベーションアップに直結します。そこで今回は、これまでにないような新しい表彰式に関するアイデアをご紹介します。
過去を例にして上司や先輩に向けて感謝のスピーチ
上司や先輩社員というのは、その立場上、「表彰される機会がない」といった人も多いのではないでしょうか。ある程度勤務年数があり、業績を上げ、経験が豊富な社員であると、「表彰する側」となってしまったといったことも考えられます。
そこで、社内総会や社内イベントでは、日頃の感謝を伝えるために、そういった上司や先輩を表彰してみてはいかがでしょうか。上司や先輩は、社内イベントでまさか自分が表彰されるとは思ってはいないので、とても驚くことが予想されます。普段お世話になっている上司や先輩を、社員みんなで感動させたいと考えるなら、表彰式はサプライズで行うことをおすすめします。感動的なBGMなどを取り入れてみても効果的です。
また、上司や先輩を表彰する時には、表彰状や感謝状、記念品などを用意しておくとさらに盛り上がります。そして、社員の代表となった者が、上司や先輩に向けて感謝の気持ちを込めたスピーチを行うと、会場は大きな感動に包まれるでしょう。
スピーチでは、感謝を伝えたい具体的なエピソードや、先輩の言葉で感動したものなどを盛り込むとより効果的です。スピーチの中で先輩と共に過ごした過去を例として取り上げるなら、どんな些細な内容であっても構いません。上司や先輩社員にとって、部下の成長は何よりもうれしいことです。
来期に向けての抱負
社内総会や社内イベントなどで行われる表彰式では、業績を上げた社員に表彰状が手渡される場合が多くあります。そのときに、単に「表彰状をもらって終わり」というのでは、イベントとして中だるみの原因となることも考えられますし、他の社員にとって学びの要素が少ないことが心配されます。
ある特定の社員を表彰するときには、表彰状などを手渡したのちに、スピーチを行ってもらうのが効果的です。スピーチでは、「業績を上げるために工夫したこと」や「仕事に取りかかる時に気を付けていること」などを話してもらうと良いでしょう。それに加えて、「来期に向けての抱負」についても語ってもらうと、多くの社員のモチベーションのアップにつながります。
こういった内容でスピーチをするときには、具体的な例を挙げながら話をすると、他の社員に対しても伝わりやすいと言えます。実際に業績を上げて、評価されている社員というのは、多くの社員の憧れでもあります。そういった人のスピーチは、多くの社員にとって有益な情報となり、良い刺激となるでしょう。
新入社員へコメント!入社して良かったを実現する
新入社員のときは、誰でも大きな不安を胸に日々会社に向かっています。仕事でもミスをしてしまったり、上司から注意されたり、良いことばかりではありません。しかし、そういったことを積み重ねることによって、一人前の社員に成長していきます。
社内総会や社内イベントは、新入社員であっても参加しやすいプログラムであるように工夫することが大切です。社員が一丸となって盛り上がり、交流を深めることは、社内イベントの大きな目的のひとつであると言えるでしょう。
「新しい表彰式」の提案として、新入社員を表彰してみてはいかがでしょうか。上司から新入社員一人ひとりに対してコメントがあるとより効果的です。入社して日が浅いうちは、社員として覚えなければならないことも多く、「自分が会社に貢献している」といったことをイメージすることができない新入社員も少なくありません。新入社員が「入社して良かった」と感じるためには、上司からの励ましは非常に効果的です。「自分は評価されている」と感じることが、モチベーションアップにもつながります。