入社式はその年の新入社員が集まり、会社に所属する社員としての第一歩を踏み出す大事な儀式です。近年では企業の風土に合わせ、独自のスタイルで入社式を行う企業も増えてきました。
入社式から受ける印象によって、その後の新入社員のモチベーションも違ってきます。そこで大切になってくる入社式に適した会場選びについてご紹介していきましょう。
目的に合わせた会場選びが大切
新入社員の中には、地方から上京して間もない人も多いはず。迷って心細い思いをすると、せっかくのやる気がそがれてしまうかもしれません。スムーズに会場に向かえるよう、アクセスに優れた場所を選んであげてください。
また会場は、未来ある新入社員が明るい気持ちで式に臨めるよう採光や照明設備に優れた会場であることが大切です。
入社式のスタイルは、主に「従来型の講演会に近いもの」「エンターテインメント要素の強いもの」の2種類に分けられます。
鳥羽水族館の「水中入社式」やホダカ株式会社の「サイクリング入社式」などはマスコミでも多く取り上げられており、会社のイメージを内外に印象づけるうえで大きな役割を果たしてきました。ここまでいかなくても特殊な演出を行う場合は、それに適した会場を選びましょう。
豪華なホテルであれば華やかな印象になりますし、明るくすっきりとした貸会議室なら引き締まった印象が演出できるはず。新入社員や取引先に与えたい印象も重視して会場を選びます。
重要視するポイントは?
入社式の会場選びは、重視するポイントによっても変わってきます。
1.規模
新入社員の人数が多い会社の場合、規模の大きな会場を抑えなければなりません。入社式が集中する時期は会場が押さえにくくなるため、早めの手配を心がけましょう。
2.会社からの近さ
準備にあまり時間が避けない場合は、会社から近く備品の搬入や設置が容易な会場を選びましょう。備品が充実した会場を選ぶと、準備の手間が省けます。
3.自由度
レイアウトや進行などに対する自由度が高く、柔軟に対応してくれる会場を選ぶと安心です。懇親パーティーを行う場合は、ケータリングなどの対応も確認しましょう。
4.費用
会場のレンタル費は予算に直結します。雰囲気や広さ、備品などの条件も大切ですが、費用は安いに越したことはありません。
新入社員が第一歩を踏み出す場所!
入社式は今後会社を担っていってくれる新入社員が、大切な第一歩を踏み出す場所です。
清潔感と十分な規模、明るさのある場所であれば、入社式の会場は自社会議室を使っても構いません。自社会議室なら、その後のオリエンテーションにもスムーズに移行できます。
新入社員が会社に対する誇りを抱きつつ新たな気持ちで業務に取り組めるよう、会場選びを工夫しましょう。