
展示会や説明会は、さまざまな企業が技術の粋を凝らした製品やサービスをPRする大切な舞台です。各ブースに出展している企業がポップやディスプレイにも力を入れているので、当たり前の演出ではバイヤーや顧客に目を留めてもらうことはできません。
そこでぜひおすすめしたいのが「動画制作」です。一度制作しておけば、展示会や説明会はもちろん、普段の取引先に対するプレゼンでも活躍します。今回は、動画制作を依頼する際の流れをご紹介していきましょう。
自社の動画は使いどころ盛りだくさん!
自社の商品やサービス、業務内容などを紹介する動画には、さまざまな用途が考えられます。
たとえば、ビジネスフェアなどの展示会では各企業がディスプレイに力を入れていますが、映像資料があれば目を引きやすくなります。たくさんのバイヤーがブースを訪れた際も映像が全体を説明してくれるため、担当者不足による商談の取りこぼしが減らせそうですね。
社内外のイベントのオープニングで流せば会場が盛り上がり、ブランディングにも役立ちます。採用活動で企業を紹介する際にも利用可能。新入社員研修で、自社の取り組みを新入社員に知ってもらうための資料としてもピッタリです。
FacebookなどのSNSページに動画を公開すれば、名刺代わりにQRコードで動画を読み込んでもらうことも可能になります。ターゲット層の設定によっては、趣向を凝らした動画でSNSのシェアを狙っていくという手法をとっても良いでしょう。
依頼前の準備
映像制作を手がける会社は、ほとんどがシナリオの制作もプランに含んでいます。基材や撮影・編集などのスタッフも用意してくれるので、ご安心ください。
事前に考えておいていただきたいのは、「その動画で何をPRしたいか」「どのような場面で使いたいか」という点です。たとえば、採用時に流す動画なら会社そのもののPRが必要ですし、新商品の展示会で流す動画なら商品の魅力が最大限に伝わる動画にしなければなりません。
事前にこれらをしっかりと考えておけばシナリオの制作がスムーズに進み、打ち合わせにかかる時間も費用も節約できます。
平均的な予算と期間は?
動画制作には、次のようにさまざまな項目で費用がかかります。
この中でも大きな費目は、やはり人件費です。大手の動画制作会社では数えきれないほどの人が携わり、何百万円もかかることも。一方で一人が複数の仕事をこなし、少数精鋭によって安価で質の高い動画を制作する企業も登場してきました。
もちろん動画の長さにもよりますが、10万円から制作できる会社もあれば、100万円を超えるケースも多数あります。動画制作ではクオリティや内容提案が大切になるので、費用だけで依頼先を選ぶことはできません。予算と希望を伝えたうえで、提案内容によって依頼先を決めましょう。