20代~30代に聞いた!会社を辞めたいと思った理由は?

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就職したものの、様々な理由により会社を辞めたいと感じる人は少なくありません。入社してから「一度も辞めたいと思ったことがない」という人は、ごく少数と言えるでしょう。しかし、だからと言って辞めた後に、今よりも良い条件の企業に就職できる保証はありません。同じような理由で転職を繰り返す人も存在しますが、闇雲に転職を繰り返すとデメリットの方が大きくなってしまいます。

とは言え、今の状況にただ耐え続けるというのも辛いものですよね。そこで今回は、20代〜30代の男女にアンケートを行い、離職した理由について尋ねてみました。さらに、離職理由だけでなく、問題を解決する方法についてまとめています。人材の獲得が困難な昨今ですが、新たな道が開けるかもしれません。

【質問】離職した原因はなんですか?

【回答結果】

1位 結婚や家庭の事情 :24%
2位 人間関係 :21%
2位 勤務時間/休日出勤 :21%
3位 ノルマがきつい :12%
3位 年収に不満 :12%
4位 会社の将来性がない :7%
5位 独立 :3%

1位:結婚や家庭の事情 

営業職で拘束時間が長く休日出勤も頻繁にある中で、結婚後に家庭との両立が不可能だと感じたため。

(20代/女性/神奈川県)

結婚して引越をすることになり、その時の職場が遠く通うことが出来ずにやめました。

(30代/女性/埼玉県)

  

自分の身体的な病気を理由に会社を辞めました。今思い返せば、無理をしても生活のために頑張って続けたほうがよかったと思います。

(30代/男性/埼玉県)

約4分の1の方が結婚や家庭の事情など、自分ではどうすることもできない理由を挙げ、離職しています。結婚による引越しは、引越し先にも営業所や工場があるといった場合は異動を促してみるのも良いでしょう。また、拘束時間や身体の不調といった問題点は、時短勤務への切り替えや部署移動が可能であれば検討してみましょう。

2位:人間関係

新卒で入った会社で人間関係・業務量の多さからうつ病になり離職しました。周りの職員も忙しく、仕事でわからないことがあっても聞きづらいことや、仕事終わりの付き合いが毎週のようにあり心身共に疲弊し、結果的には仕事を続けることが出来ませんでした。また、職員同士の人間関係以外に、お客様からのクレームも多い職場だったので、内・外両方の人間関係が離職の原因だと思っています。

(20代/女性/北海道)

60代以上の人ばかりの職場で話がまったく合わず心が折れました。

(30代/男性/大阪府)

直接の上司に嫌われ、仕事に支障が出る状態だったので辞めざるを得なくなりました。

(30代/女性/栃木県)

2位:勤務時間/休日出勤

サービス業だったので、早番と遅番があり不規則な生活がキツかったです。体調を崩し辞めました。

(30代/女性/神奈川県)

いわゆるワンオペ状態が連日連夜続いたことが辛かった。

(30代/男性/大阪府)

休日が年間70日ほどしかありませんでした。また、繁忙期の4月は休みが1日しかなく心身ともにきつかったです。

(20代/男性/鹿児島県)

同率2位に入ったのは、人間関係と勤務時間です。これらもまた、当事者は自分一人ではどうすることもできず、離職という道を選びがちな内容と言えるでしょう。仕事内容に関して不満はないとしても、人間関係がうまくいかない、しっかり休むことができないといった状況では、仕事に対するモチベーションも下がってしまいます。ライフワークバランスが保てているか上司から声をかけてあげる必要があるでしょう。

3位:ノルマがきつい

車の営業をしていて、いつもノルマに追われ休みの日も仕事のことばかりだった。

(30代/男性/埼玉県)

営業ノルマがきつく、そのノルマも休日返上でも到底達成できないものばかりだった。

(30代/男性/北海道)

ジュエリー販売店で毎月300万円のノルマがあったので、限界を感じて離職しました。

(20代/女性/鳥取県)

3位:年収に不満

結婚をしても手取りは変わらず、子供が出来ると生活できなくなると相談しても改善してもらえない為、転職しました。

(30代/男性/徳島県)

年収は同世代と比較すると100万円以上少ないということがわかり、せめて同レベルの収入を確保したいと考えて転職を決意しました。

(30代/男性/埼玉県)

残業しても残業代が貰えなかったので離職しました。

(30代/女性/愛知県)

同率3位は、ノルマと年収という結果となりました。ノルマが達成できないと、心が休まる暇もありませんよね。また、年収と仕事内容が一致していないと、不満の種となる可能性も高くなります。相談したにも関わらず解決方法が見つからないと、離職に踏み切る人が多いようです。

まとめ

そ離職の原因には「仕事の内容」が含まれていないことにお気づきでしょうか?つまり、多くの人は、入社前に仕事内容についてある程度イメージができていることを意味します。

しかし、人間関係や実際の勤務時間、ノルマといった内部事情は、入社してみなければ分からない部分です。入社後のミスマッチを防ぐためには、入社前に実際にその会社で働いている人に話を聞くなど、情報収集を行う必要があるでしょう。

また、現在すでに会社勤めをしている人は、まず信頼できる人物に相談することが大切です。個人の事情に関しても、時短勤務や配置転換といった方法で問題が解決できる可能性もあります。また、一人の声は小さくとも、「自分も同じことを考えていた」と周りが賛同してくれたことにより、休日出勤や勤務時間の制度が変化した企業もあります。

そして、人間関係を円満に進めるためには、「苦手と感じる人には自分から心を開くこと」、どうしても無理な場合は「仕事は仕事と割り切ること」も重要です。勤務時間や休日出勤、過剰ないじめを含め、あまりに事前の話と違う場合や長時間労働が続く場合、パワハラ、セクハラなどが行われている場合は、労働基準監督署に相談するという方法もあります。

また、ノルマに関しても、嫌々取り組むのと、「どうしてそのノルマを達成しなければいけないのか」という会社の経営に関する部分を知った上で取り組むのとでは、見方が変わることもあるでしょう。

離職に関する悩みは、一人で考えていても良い結果はなかなか出にくいものです。また、家族や友人に会社の内部事情を話すとどうしても愚痴になりやすく、「それならもうさっさと離職したら」と言われがちです。健康を害してまで働き続ける必要はありませんが、離職する以外の選択肢はないのか、もう一度よく考えてみても良いかもしれません。

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